ずっと守ってくれるって言ってたのにね…


私、嬉しかったんだよ…




それなのに…





やっぱり男の子なんてわからないよ…




「…帰ろ…」



学校にいたくない…



咲斗に会いたくない…



別れを告げられるかもしれない…






「乃愛っ!!」



「舜ちゃん…」



「うわぁ、どうした?なんで泣いてんだ?」


「舜ちゃん…」


誰かに側にいてほしくて舜ちゃんに抱き着いた…





「何?彼氏?」



「…うん…」



舜ちゃんは私の頭をなでながら抱きしめ返してくれた



「彼氏になんか言われた?」



「違う…言われるのが怖くて逃げちゃったの…」



私は弱虫…



「なんか見た?」



「……元カノとキスしてるとこ見ちゃった…」



「はぁ?何それ?」



私だって何それって思ってるよ…


けど私にはわからないよ…