「…行けば…乃愛に何もしねぇんだな?」
「来てくれるの?」
「乃愛に何もしねぇって誓え」
「わかった、しない」
こいつ…信用していいのか?
けど乃愛が…
「放課後に図書室で、バイバーイ」
何があったって俺は乃愛を守るだけだ…
乃愛に手出しはさせない
「咲斗、遅かったね?購買混んでたの?」
乃愛…
「悪い、今日めちゃくちゃ混んでてさ」
「そっかぁ」
嘘ついた…
混んでたのはほんとだ。
けど遅くなったのは美歌と話してたから…
ごめん、乃愛…
「あと…今日一緒に帰れなくなった」
「…え…」
「担任に呼び出し喰らった」
これも嘘…
「咲斗なんかしちゃったの?」
「それが覚えがねぇんだよな…」
「そうなの?じゃあ雑用かなぁ?」
クスクス笑う乃愛に罪悪感が残った
俺は気付いたら乃愛を抱きしめてた
「…咲斗…?」
「…ん?」
「どうかした…?」
「なんもねぇよ。ただ乃愛を抱きしめたかっただけ」
顔、真っ赤だし…
乃愛の顔見てたら自然と顔が緩む
「咲斗大好き…//」
こんな可愛いこと言うなよ…
俺、止めらんねぇよ?
「俺も乃愛大好き」
「ん…さき…と…んぁ」
キスした時の声、マジたまんねぇ…
「ふっ…あぁ…//」
今日はこの辺にしとくか…
この先って乃愛は出来んのか?
俺だって健全な男だからな
いつかは乃愛とシたいとは思うけど乃愛がな…
まぁ、いいか…
ゆっくりでいいよな…
こんな日が毎日続けばいい…
乃愛…俺から離れんなよ?

