乃愛side




咲斗と仲直りして三日後、私は学校に復帰


早速会いたくない人に会っちゃったよ…



「あら、神崎さん。もう大丈夫なの?」



「はい、咲斗が毎日来てくれてたおかげで早く治りました」



咲斗は私の彼氏だもん…


中澤先生なんかに渡せない…
違う、渡さない!!





もう、咲斗のこと振り回さないでよ…





「さきってばアタシにはまだ返事くれないのよ…神崎さん、さきに言っといてもらえるかしら?」




「もう忘れてるんじゃないですか?」



咲斗が忘れてるわけないよ…



咲斗は先生のせいで女の人を信じられなくなったんだもん…


裏切られて信じられなくなったんだよ



それってよっぽど好きだったってことでしょ?





昔のことだから私には関係ないよ…


でも…私だってヤキモキぐらいするよ…




咲斗だけは譲らないもん





「そうなのかしらね…」




先生、そんなこと思ってないでしょ?



「私そろそろ行きますね」



「さきによろしくね」





ここにいたら先生のペースに流されちゃう