乃愛side




咲斗が来てくれた…


夢なのかと思ったよ…




距離を置きたいって言われたから…もうダメなのかな?って…


私のこと好きじゃなくなったなのかな?って…


咲斗は中澤先生を選んだんだって…





…お願い…咲斗、今だけは私を拒まないで…



私は咲斗に抱き着いた




「乃愛…」




咲斗は私は受け入れてくれた…


「来てくれたの?」



「お、おう…」



「ありがと…すごい嬉しい!!」



ほんとに嬉しいよ…

私は咲斗の顔を見た



咲斗は悲しそうな顔をして私を見てた…


ねぇ、咲斗…?

どうして悲しそうな顔をするの?



もうダメなの…?


私はまだ大好きなのに…



咲斗には幸せになってほしい…そんなの私のほんとの気持ちじゃない…



ほんとはずっと側にいてほしい…

私の隣にいてほしい…





「乃愛…俺…」



…どうしてそんな顔するの?


一体、何を言おうとしてるの…?





聞きたくない…

聞くのが怖いよ…


もし、別れようって言われたら…?



やだ、やだよ…


「…乃愛…?」



「な…に…?」


クラ
…あれ…おか…しいな…

クラ…クラする…


立って…られない…



「乃愛っ!?」



誰かが私を呼んだ…


咲斗?それとも純?





私の意識はここで途絶えた