波留くんの背中がどんどん離れていくなか、 私は過去と同じことがまた起きるのではないかと悲しみを感じていた そしてどうせ夢の中なのだから私は行動することを決心した タッタッタッ………。 私は波留くんのセーターの裾をギュッとつかむ それと同時に波留くんが歩くのを止め、驚いたように私の方に振り向いた