…そして一応言うなら(今更言う必要も無いかもしれないが)、毎年の深兄の帰郷は正確な日にちなど全く決まっていない。
さっきの様子からも察しがつくように、深兄はなんといか…そう…とんでもなく気まぐれなのだ。…と私は思う。
他の人がどう感じているのかは分からないけれど。
でも少なくとも私は、私は優しく気遣い上手な良いお兄さんだと思っている。
まぁ……気まぐれだけど。
………そんなこんなで私の兄・深の帰郷はいつも通り気まぐれだった訳で。
結局布団は……干し忘れたけど…でも
でも。
とてもいい気分転換になったと思う。
いいえ。
私にとってはこれ以上ない気分転換だった。

