「はい注目!明日はもう校内陸上ですね。精一杯力を出して学年優勝目指しましょう!優勝したら食堂でパーティーがありますよ!初めての校内陸上ですが他のクラスには負けないで下さい(笑)以上!」


私はとてもタルイと思った。

「あっこ〜。僕どうしよう…。足遅いからリレーでみんなの足引っ張らないかな…。」

今にも泣きそうな声で奏多が言う。

「大丈夫だって。そのために私の後、奏多なんだから。気にすんな。後の人も早いしね。」

「わ…わかった…。」

こーゆー行事は面倒だけど奏多のために動かなきゃいけない。もうなれたが…。