「おい。奏多〜。お前まだ姫宮にくっついてんのかよ〜。男のくせに女に守られてんのか〜。ダッサー。」 「ひっく…ぐす…」 「泣くことしか出来ないのか〜?」 私はカチンときた。 「お前ふざけんなよ?私に勝てないくせに偉そうな口叩くな。あんまり調子にのると痛い目みるよ。奏多!行くよ。」 「う…うん。」 少し泣き止んだ奏多。 「姫宮も姫宮だ!なんでこんなやつかばってんだよ。けっ!」 そういって去ってった。 世の中アホが多いとつくづく思った。