「俺、そろそろ部活始まるから後よろしく頼む。」

「わかった。じゃあな。」

「よろしく。」

「さようなら〜。」

一言二言だけの会話しかせず、飯塚は出ていった。

残っているのは、私と奏多だけ。

「あっこ〜、後少しだから頑張ろう〜。」

「奏多だけでやれば?」

「またそんなこといっていじめるぅ…。ふぇ…ぐす…。」

「うそうそ。ちゃんとやるから。泣きすぎだって。」

「本当…?」

「あぁ。本当だ。もう最後の一つだから私がやるよ。」

そういって最後の仕事を終えた。