光の国ルノアなんてきいたことないよ。
「ルイ様こちらにおられたのですか」
「晴香とか言ったな、行くところはあるのか?」
「いえ、どこにも」
わけも分からない世界にいきなりつれてこられて私これからどうすればいいの・・・不安で泣きそうになっていた私に彼は
「だったら我が城にこい」
え?城って!
「勝手に決められては困ります、陛下のお許しもなしに」
陛下って言った今!この国はいったいどうなってるの?
「父上には俺から話す、晴香馬に乗れ」
馬になんて一度も乗ったことないし・・・
「どうした早くしろ、もしかして乗れないのか?」
私は小さくうなずいた。
「まったくほら手をかせ、しっかりつかまってろよ」
私はルイの馬に乗り城へと向かった。