後日、私は秋絵ちゃんの家を一人で訪ねた。

「そうですか…、あきはちゃんとお兄さんにお礼を言って天国に行ったんですね…。」

秋絵ちゃんのママは涙を流しながらも笑みを見せてくれた。

それがかえって辛い
だって、私は嘘をついてしまっているから。

だって、秋絵ちゃんは…。

でも、いつか…いつか事実に変えてみせる…。

私は、決意を新たにしたの。



ーー2話 横断歩道を渡る時は気をつけて  終わりーー