「陽ちゃんには、どんな霊かわかるんだよね?」

「わかるよ、もちろん。同じ霊だから。」

「あの霊、人に危害加えそう?」

「うん、今のところ一人に。」

「えっ!?じゃ、退治しないとダメよね。」

「ん〜、どうだろ?危険なのは有沙ちゃんだけだからいいかも。」

見えないけど、陽ちゃんは絶対に笑いながら言ってると思う。