「困ったなぁ…ハァ〜。」

恒例の夜中のガールズトークの途中、話が途切れた時に、陽ちゃんがため息混じりに呟いた。

ため息をつく霊なんて…。

「悪かったわね、霊にだって悩みの1つや2つくらいあるわよ。」

いけない、陽ちゃんに心の中をよまれちゃった。
(-.-;)


「ま、いいわ…。ねっ、有沙ちゃん…。」

なんか、いつもより真面目な口調で陽ちゃんが呼び掛けてきた。