「ねえ、どう思う?」

私(横川 有沙)は陽(あき)ちゃんにきかれて、

「う〜ん…。」

腕を組んで悩んだ。

「そこまで悩まなくてもいいよ。」

陽ちゃんは、笑ってるような声で言ってきた。

「ごめん…、正直ここ一ヶ月の護(まもる)君は…何か…前より考えが分からなくて…。」

私はため息交じりで言った。

…………。

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ん?陽ちゃんが、返事をしない。