「キレイだねぇ…」
「あぁ」
月灯りで、満天のハズの星達はまばらに見えた。
それでも、静かに瞬く星はキレイだった。
私達は、砂浜に寝っ転がって星を見た。
「ねぇ、カエデ?」
「んん?」
「南十字星って、見たことある?」
「うんん。ない…。見えるの?」
「沖縄の南部の方で…」
「え~。いいなぁ。見てみたいな…」
「冬から春にかけてだから、今はまだ見えないかな…」
「そうなんだ…。ナオちゃんは、見たコトある?もちろん、あるか…」
「まだ、ない」
「えっ、なんで?もったいない…」
私はナオヒロを見た。
ナオヒロは星空を見たまま
「決めてるから。好きな人と一緒に見るって。決めてるから、俺」
そう言って、ナオヒロが私の手を握った。
「あぁ」
月灯りで、満天のハズの星達はまばらに見えた。
それでも、静かに瞬く星はキレイだった。
私達は、砂浜に寝っ転がって星を見た。
「ねぇ、カエデ?」
「んん?」
「南十字星って、見たことある?」
「うんん。ない…。見えるの?」
「沖縄の南部の方で…」
「え~。いいなぁ。見てみたいな…」
「冬から春にかけてだから、今はまだ見えないかな…」
「そうなんだ…。ナオちゃんは、見たコトある?もちろん、あるか…」
「まだ、ない」
「えっ、なんで?もったいない…」
私はナオヒロを見た。
ナオヒロは星空を見たまま
「決めてるから。好きな人と一緒に見るって。決めてるから、俺」
そう言って、ナオヒロが私の手を握った。


