「いい?いくよ。無理だったら言うんだよ、カエデ…」
うん。
私はナオヒロを見つめ、頷いた。
私に優しくキスをする、ナオヒロ。
あともう少しの命なら、このまま逝きたい。
愛されながら、最後を迎えたい。
幸せすぎる時間は、私に涙を溢れさせる。
どんなに拭っても拭っても、止まらない雫。
「ナオヒロ…愛してる…」
「カエデ?」
ナオヒロが、泣いている私に気付く。
不安そうに私を見る、ナオヒロ。
「ゴメン…。幸せすぎて」
私はナオヒロに抱き付いた。
このまま…
このまま、永遠に時間が止まりますように…
そう願い、私達は何度も何度も抱き合った。
「愛してる…」
「愛してる…」
― 愛してる…
― 愛してる…
うん。
私はナオヒロを見つめ、頷いた。
私に優しくキスをする、ナオヒロ。
あともう少しの命なら、このまま逝きたい。
愛されながら、最後を迎えたい。
幸せすぎる時間は、私に涙を溢れさせる。
どんなに拭っても拭っても、止まらない雫。
「ナオヒロ…愛してる…」
「カエデ?」
ナオヒロが、泣いている私に気付く。
不安そうに私を見る、ナオヒロ。
「ゴメン…。幸せすぎて」
私はナオヒロに抱き付いた。
このまま…
このまま、永遠に時間が止まりますように…
そう願い、私達は何度も何度も抱き合った。
「愛してる…」
「愛してる…」
― 愛してる…
― 愛してる…


