「なんか…恥ずかしいねぇ…」
「お、俺も、同じ…」
薄暗い部屋の中。
二人は、ベッドの上で寄り添い合っていた。
水面に揺れる月。
ベッドの上から見えるハズもない月を、二人は見ていた。
「ナオちゃんの体、あったかい…」
私はナオヒロの素肌に、ホホを寄せた。
「カエデも、あったかい…」
そう言って、ナオヒロが私の上に重なった。
「ナオちゃんの体、凄いね…」
程よく鍛えられた、ナオヒロの体。
私は、ナオヒロの胸板を指先で触れた。
「カエデ…キレイだよ」
ナオヒロが私の首筋に顔を埋める。
ガリガリに痩せてしまった私の体を、ナオヒロはキレイだと言ってくれた。
何度も何度も、ナオヒロはキレイだよと、私に言ってキスをしてくれた。
自然に涙が溢れる。
嬉し涙。
― ナオヒロ、愛してる…
「お、俺も、同じ…」
薄暗い部屋の中。
二人は、ベッドの上で寄り添い合っていた。
水面に揺れる月。
ベッドの上から見えるハズもない月を、二人は見ていた。
「ナオちゃんの体、あったかい…」
私はナオヒロの素肌に、ホホを寄せた。
「カエデも、あったかい…」
そう言って、ナオヒロが私の上に重なった。
「ナオちゃんの体、凄いね…」
程よく鍛えられた、ナオヒロの体。
私は、ナオヒロの胸板を指先で触れた。
「カエデ…キレイだよ」
ナオヒロが私の首筋に顔を埋める。
ガリガリに痩せてしまった私の体を、ナオヒロはキレイだと言ってくれた。
何度も何度も、ナオヒロはキレイだよと、私に言ってキスをしてくれた。
自然に涙が溢れる。
嬉し涙。
― ナオヒロ、愛してる…


