「大丈夫?」

哲也さん、優しいなぁ…。
見た目はかなりチャラいけど……。

「らいひょうふ…れす」

上手く舌が回らない。

「萌奈は、海たちのところ行ってろ。すぐ行くから」

「うん…そうする」

今ここにいたら、絶対マズイ!!

あたしは足早に海たちのいる、

一階へ向かった。






そしてそのあと一階で海たちに、

『なんで蝶華の話が出てくるのか知ってる?』
と聞いたら、

『俺らは皆、蝶華に憧れているから』
と答えられ、



『どうしよう…』
となったー…。



聞かなきゃよかった…(涙)


心底、そう思ったー…。