「…………ってことです」
語尾が敬語になったのは、
大地のまとってるオーラのせい。
久々に他人のオーラに、
本気で怖いと思った。
「「……………」」
沈黙が一番嫌い。
何言われるのだろうか…。
ガラにもなくビクビクしていた。
「優真。萌奈を家で寝せてやって。それから夕方にここを出れば夜には黒竜の倉庫につくだろう」
「わかりました。行こう?萌奈」
「大地。ありがとう」
「お前はずっと、仲間だからな?何かあったらいつでも頼れよ。優真!!あとそれから萌奈に、俺のケー番とメルアド教えといてくれ」
「わかりました」
「…………サンキュー…」
まさかこんなこと言われるとは
思っていなかった。
すごく、嬉しかった。

