蝶竜の倉庫はあたしがいたころと 何一つ変わっていなかった。 「さてと。たっぷり話してもらおうかな〜ね、萌奈?」 笑顔の大地。 目が笑っていない。 …………当たり前か。 蝶竜を抜けた理由、 抜けてからのことを、 出来るだけ詳しく話した。 そしてなぜ骸骨に捕まったのか。 こと細かに説明させられた。 話し終わる頃には、 朝になっていた。