「田嶋。あたしの勝ちだな。骸骨は終わりだ」 「わかった……すまなかったな…」 最後に田嶋が謝った。 「警察に突き出させてもらうよ。薬をやってんだ。当然だろ?」 「あぁ。蝶華のことは言わねぇよ」 「言ってもあたしは捕まらないよ。悪いことはやらない、悪いことを潰す不良だからな」 「………フッ。そうだったな」 「じゃあな」 「帰るぞ」 そう言って骸骨の倉庫をあとにした。