明日に向かって。


「あと5分だな。蝶竜、来るか?」

「だから、言ってんだろ?くるわけね…え…………?」

「どうした?」

















ウソ…だろー????

















この、バイク音ー…。

























“アイツ”のバイクの音だー…。
















蝶竜のみんなが、来たー…。


















あたしはその音に夢中で
気づかなかったけど、











純のバイクの音も聞こえてきていたー…。
















田嶋が望んでいた、

















あたしにとっては最低最悪な、



















“決戦の舞台”のために必要な役者が、

















揃っちまったー…。

















よりによってこんな格好のときにー…。