ードンッ!!

「いっ…てーな!!もっと丁寧に扱え!!あたしは物じゃねえんだから!!」

小さな物置みたいな部屋に
京に担がれてつれてこられ、
思いっきり落とされた。


下、コンクリートなんですけど…。


「ほんっとう、五月蝿い方ですね」

京が見下ろしながら言った。

「蝶竜は来ない。あたしはっ…あたしは!!裏切り者なのだからな」

自分で言って虚しくなるけど…
実際問題そうだから仕方ない…。

それにしてもこんな結末、


なしだろ…?


まじでふざけんなよな…。






「さてと、ヤりますか」

そう呟くと京はあたしを、
ベットに寝かせた。


まさか…。


ーシュルッ

京があたしの上に跨がり、
動けないようにして、
隣にいた名前の知らない男が
あたしの腕の縄を解く。


「やめろ…」

現役時代のあたしたらまだしも、
力も衰えた今、あたしの上に、
男が乗っていれば、
あたしの抵抗など、
ないに等しいだろう。

案の定…いとも簡単に、
両手両足をベットに縛りつけられた。

「何を…する…」

「ナ・ニって、決まってんでしょ?」

京が意地悪く笑った。

さっきみたいな敬語じゃなくて、
タメ口で話す京。


に、逃げられない…。




「まさか蝶華、初めてとか?(笑)」

「そんなわけないだろう?バカにするな」

あたしだって、
経験くらいあるわ!!(怒)



「なら、思いっきり感じてね♪」

そう言うと京はあたしの首筋に
舌を這わした。

「…………っ……」

「あ、首弱い?」

「う…うる…さ…………ひやぁっ!!」

「感じてんじゃん」

「こ…なことやっ…て……田嶋…」

京はテクニシャンだ。

あたしの弱いところを
いとも簡単に見つけ、
そこばかりを攻めてくる。


「総長命令だから。怒らないよ?むしろ、ほめられるから」

なんじゃ、そりゃ!!