翌朝。
学校に行くと今度は、
遥がケガをしていた。
「遥!? それって…」
まさか…骸骨か!?
でもなんで遥が…。
遥がヤられんだよ!?(怒)
「俺の不注意だ」
不注意だけでこんなんなるか!!!!
って、突っ込みを入れたいのを
必死に抑えて、あたしは
遥に声をかけた。
「痛そうだな…」
綺麗な顔に貼られた絆創膏やガーゼ。
見ていて痛々しい…。
「大丈夫だ。 心配すんな」
心配するに決まってんだろ…?
バカか…。
「ごめんなぁ…」
1週間も探してんのに、
見つけるのは愚か、
何の情報もねぇなんて…。
情けねぇ…。
蝶華の名が泣いちまうよ…。
「なんで萌奈が、謝るんだよ(汗)」
「守れなくて、ごめん…」
「何言ってんだ、俺らが萌奈を守るんだよ」
「…………あぁ」
違うよ。
あたしがあんたたちを守るんだよ…。