明日に向かって。


「答えろよ…探してるヤツらにヤられたのか?」

「あぁ。そうだよ。“骸骨”って言う、レイプとか薬とか、バックに組がいるとか、悪い噂しか聞かねぇ族だ。汚ねぇことばっかやってんのに、俺らなんかより強いんだよ…」

骸骨!?

……………やっぱり…な…。


疑惑が確信に変わった瞬間だった。


「悪かったな…」

「あ? 何か言ったか?」

「いや?なんでもねぇよ。骸骨、な?街を歩くときは一応、気をつける」

「あぁ。出来る限り1人で出歩くんじゃねえぞ?」

「わかった」

物わかりのいい女を演じれば、
怪しまれないだろう。

奏は単純野郎だ。

“気をつける”っていう名目で
探れば、案外あっさりと、
情報を提供してくれる。


利用して悪いけど…

これは、あたしが

片付けなきゃならない、

落とし前を
つけねぇといけねぇことだから。


仕方ない…よな??


ごめんな、奏ー…。