明日に向かって。


「ゆっ!?///」

顔をギリギリまで近づけられ、
動揺を隠せなかった。

顔が真っ赤なのがわかる…。

「シッ。ちょっとだけ、ガマンしてください。絶対に、拒否んないでください。翔太(ショウタ)を、おっぱらいますから」

翔太…。
アイツもまだいるのか…
良かった…。

「優真!!」

翔太の声がした瞬間だった。

優真が首筋にキスを落としてきた。

「やぁ…っ…」

あたしは首が弱い。

それを優真は知っていてわざと、
首筋を攻めてあたしに声を出させてる。


翔太に、最中だと勘違いさせるために。

「ゆ…優真…?」

「翔太、いいとこなんだからジャマすんなよな〜。先帰ってろ」

そう言って優真は、首筋をペロッとなめた。

「やぁ……んんんっ……」

容赦なく首筋を舐め回す優真。

腰が抜けそう…。


ーガシッ

優真が腰に手を回してくれたおかげで、
なんとか立っていられる。

「わ、わかった」

「つか今日はこのまま、家帰るから。また明日な?」

「あぁ…」

翔太は何の疑いも持たずに、

立ち去って行った。







しばらくは抱き合ったまま、いた。

念には念を入れ…ってわけか。