そうか…あのときの兄弟が、
コイツら(星夜と純)なのか。
もう、大丈夫だ。
目は生き生きしてるし、
無駄なケンカもしていない。
よかった…。
「俺と純は、捜してる」
「………もしかして…蝶華を?」
「あぁ。みんな憧れてる。俺も哲也も、純も悠紀も、海も奏も、遥も、みんな」
「…………サンキュー…」
絶対に聞こえないような小さい声で、
礼を言った。
ここまで言われても
隠し続けているのは、
気が引けるんだけど…。
でも…ね?
こんなあたしを、
憧れだと言ってくれただけで、
それだけで十分だよー…。
ありがとうー…。

