100回目の告白

だって、そうでしょ？
おとこなんてそんなものでしょ？


ねえ、父親という役目を捨てて、おとこの道を生きるお父さん。

ねえ、母親という役目を捨てて、おんなの道を生きるお母さん。



おなじ家に住んでいても、家族じゃない。
あたしの家には笑い声が聞こえたこともなければ、暖かい食卓を囲むこともない。


「明日、遊園地に行こうか」


そんな優しい言葉をかけてもらったこともなく。




…こんな家庭があっていいのか。