だから、わかる。
何かに、怯えている。
「……あたしを、すきなんでしょ?」
「…………………」
「……あたしも、玲がすきだよ」
「………え…」
玲は目を見開いた。
迷わないで怯えないで確かめて。
あたしはあなたがすきだと確かめて。
迷わないであたしを抱き締めて。
怯えないであたしをすきだと言って。
そうしたら、あたしが玲をまもるよ。
お願いだから、離れないで。
「……もう、だめなんだよ」
「……れ…」
玲の涙を見るのは二度目。
あなたは何に怯えているの?
「全ては回りだしてしまった」
「…泣かないで、玲…」
「凛……愛してる。誰よりも何よりも」
「……あたしも、愛してる」
「愛してる。だから…さようなら」
―愛してる―
―だから…さようなら―
そんな愛は、いらない。
「意味わかんない!すきなのにさようなら!?」
「……………」
「あたし、突き止めるから」
「………は…?」
「玲が怯えてる理由!」
あたしが、まもるから。
もういちど、笑って―…


