玲だけはあたしが特別頼んだのだ。 専属執事、つまり玲はこのお屋敷の一階に住んでいる。 だから、朝昼夜の食事はウチが出している。 だけど執事は“お嬢様”と一緒に食事してはならない。 ましてや、一緒にお菓子やおやつを食べるなどずうずうしいにも程がある。 執事は決して“お嬢様”と寝食共にしてはならない。 そんなキマリは世界の常識だった。