冷蔵庫から烏龍茶のボトルをだしてコップに入れた。 こいつと6時間もいるなんて、と心で愚痴を散々言いまくった。今更出ていけなんて言えるわけもないし、結局しゃあないなしか出てこなかった。 「はい」 「ごめん、ありがとう。名前は?おれコウ。コウって呼んでいいからね!呼びにくかったらコウくんでもバカでもなんでもいいぜ。で、名前は?」 「めい。です。」 男はお茶をがぶ飲みして、幸せそうに笑った。なんでこいつがシンの友達なのかわかった気がした。