シンのお母さんは華奢な身体で派手な服を着ていた。重い何かを背負ったみたいに背中は悲しかった。 私はもうシンがいないとは信じなかった。シンのお父さんみたいに意地をはってやりたかった。「馬鹿だな。シンは生きてるよ」って言ってやりたかった。 まだ心臓は痛み続け、何かに握り潰されそうだ。 椅子に深く座り、下を向いてため息をついた。今にも泣き出しそうで、泣き出してしまえば二度と止まらないんじゃなかいと思った。 「めい…ちゃん?」 「シン!?」