履いたばかりのパンツを脱がして、彼の指が私に張り付く。 滲み出る私、彼の首筋の汗、彼の長い指、柔らかい唇、濡れた舌、張り付く髪。 全てを感じる。何もかも全部。 彼が私の中に来て、溢れる声も抑えられない。 その私を見下したような目で、口だけ少し微笑んで、それすら私を滲み出させる。 「…ちい。シン? 気持ちいよ。」 彼の手が、唇が、私に触れようとする度に、彼の腰が動く度に滲みでる。時々彼が奧に奧に来て痛むけど、それは私が彼と同じ人間なんだと感じさせてくれる。