きつい内容だったと思うのに、一生懸命聞いてくれる帆那美が愛しくてしょうがなかった。 「そうだったんだ。」 それが全ての真実を知っての帆那美の第一声だった。 すると帆那美は、 「あ、そういえば、あたしずっとここで王子様がくるのを待ってたんだよね。」 と昔話を始めた。 「あんな。王子様なんているわけないじゃん。」 「小さいころは絶対にいると思ってたの。それに、女の子は一度はお姫様になりたいって思うもんなんだから。」