そういって諒くんはあたしの耳元で魔法の言葉を囁いた。


「承諾いただけますか?お姫様。」


また瞳から涙がボロボロと溢れてきた。

それに、夢を見ているような感覚に陥っていた。


「ほら、帆那。泣いてないで、早く返事して。ハズイんだから////」


めったに照れない諒くんが照れていて現実なんだって思った。

それと共に嬉しさが込み上がってきた。

だからあたしは泣きながら、


「はい///幸せにしてね。王子様////」


と答えた。