あたしは顔をあげた。 するとそこは昔、約束をしたお花畑だった。 「うわぁ。懐かしい。もう何年も来てなかったからな。ぜんぜん変わってないなぁ。」 「なぁ。帆那美。あの塔で話そうぜ。」 そう諒くんは塔を指差した。 「うん。」 そう、まさしくそこは.... あたしたちは塔の中に1つだけあるベンチに座った。 「帆那美。」 「何??」