♂Forcible a Prince & Innocent a Princess♀



......――――.....


みんなが出ていき、病室に2人きりになった。

2人の間に沈黙が流れた。

その沈黙を破ったのは春瀬くんだった。


「ごめん。」


え??あたしは突然の謝罪に戸惑った。


「俺のせいで怖い思いさせたよな.....」


あぁ....そのことか....


「大丈夫ですよ。」


そうあたしがボソっと呟くとまた2人の間に沈黙が流れた。

だけどその沈黙は嫌なものではなくて、とても心地のいいものだった。