「雫。波月さんが困ってるからやめましょう。」


春瀬くんの低い声が響いた。

一瞬驚いた伊藤さんは春瀬くんに近付いて何かをささやいた。


「わかったから....」


"ズキッ"


なんでなんで...


なんでこんなにも胸が苦しいの?痛いの??


だれかこの気持ち、感情の名前を教えて.....


結局伊藤さんの席は春瀬くんのおかげ?であたしの後ろ、春瀬くんの斜め後ろの席になった。