そしたら、


「志津華....」


そう陸斗が呟いた。


そのとき俺はすべてをさとった。

あの2人の女は陸斗が探していた“岡乃志津華”と俺が探し続けていた“波月帆那美”だということを....


「いったいどういうこと?」


岡乃は強気だった。

すると陸斗は、


「どういうことってどういうことぉ?」


とかえした。

陸斗の表のキャラじょう、しょうがないと思った。でもその言葉を聞いた岡乃は一瞬だったけどとても悲しそうな表情をした。


「え??なにそれ??」


あきらかに震えている声だった。

それに気付いていれのかは分からないが陸斗は、


「僕。志津華と話したいことあるんだよね。」


と言った。

この言葉のせいか岡乃は泣きそうな悲しい表情をした。

と思ったら、


「私はあんたなんかとする話はない。いこ。帆那美。」


「え??あ、う、うん。」


と岡乃は帆那美を連れていってしまった。