だけど、普通に振る舞えてると思ってた。

そんなある日に、朔良は言った。


「お前最近、余所余所しくない?」


気持ちに気づかれていませんように。


それだけを祈っていた。



叶わなくてもいいから、
せめてあと8回位、傍に居たい。


けど知られたらきっと、
お終いになってしまうから。


だからどうか、気づかないでいて。