「痛って」

「まだ、動かないほうがいいよ!」

利由ちゃんが俺の肩を
抑えて俺の動きを止める

「マンガみたいな
感じだったから
私少し笑っちゃった
ごめんねあまりにも
キレイにヒットしてたから」

利由ちゃんは思い出すように
少し笑うと

雰囲気が変わったみたいに
真面目な顔になった