「んっ…」


朝だ。今日も講義なし、だ。



昨日、佐倉君が隼人くんってわかって、幼い頃の話をしていたらとっくに日が変わってて今日も佐倉君は泊まっていった。




「佐倉君?」



昨日、お酒がのみたい、って佐倉君がいったから二人でのんでて、そしたら佐倉君、すぐ酔っちゃって、あたしと一緒にねるーって聞かなかったから、今あたしの隣には佐倉君が寝ている。


すごく、気持ち良さそう。



起こすこともできないので、しばらく佐倉君の顔を見ていた。



佐倉君、顔も整ってて声もかっこいいし、すらっとしてて、とっても優しい。



幼い頃の佐倉君は確かにかっこよかったけど、あどけない可愛さとか、あったし身長もそこまで高いわけじゃなかった。

優しいところは全く変わってないけど。




「佐倉君…あたし、佐倉君が……




好きだよ?



…佐倉君は?あたしのこと










……すき?」