親を事故でなくした私は、おばあちゃんの元で一緒に暮らしていた為
おばあちゃんっ子だった。
私がまだ小さい時…よくおばあちゃんが絵本を読んでくれた。
「おばあちゃん!次はどんなお話を読んでくれるの?」
小さい私は、絵本が大好きでおばあちゃんが読んでくれるのをいつも楽しみにしていた。
「そうだねぇ…じゃあ今回は赤ずきんちゃんを読んであげようか」
『赤ずきんちゃん』…話しは、赤ずきんを被った女の子が用事でおばあさんの家まで行く話し
そこには、悪い狼が居ておばあさんを食べておばあさんに成り済まし赤ずきんちゃんを食べようとするのだ……
まだ、子供な私はあまりにその
話しが怖い為
とっさにおばあちゃんの膝に抱きついた。