好きって、言いたいの。

「よ...横倉くんは......」


私に向かって差し出した手を自分のポケットのコートの中にしまった横倉くん。


「...なんで私を構うの?」


マフラーに顔を埋めて、横倉くんの顔が見えないようにする。