天使の羽根


 沈黙が二人の間を通り抜ける。

 暫し考え込んだ穂高は、思いついたように拳で片方の掌を叩いた。

「あ~そうそう、日曜日は……ほら、高志と約束があるんだよ」

「ほらって言われても……高志とだったら三人一緒でもいいじゃん」

「ダ、ダメだろ、高志は甘いものが嫌いだし、それに……男同志で語りたい事もあるんだよ」