同じ高校にも通う二人は、校内でも公認の中でクラスも同じだった。 教室に入るなり、穂高は平べったい鞄を机に放り出すと、すぐさま出て行くのが日課だ。 「ちょっと穂高、またサボるの?」 「関係ねぇ~」 「うそ、ヤダ。またノート写すの面倒くさいよ」 「別に頼んでないじゃん、お前が勝手にやってるだけだろ」 「そうだけど、あんたを心配してやってるんだよ」 「心配してもらう事なんか何もねぇよ」 穂高はつんとした表情でそう言いながら、さっさと教室を後にする。