楽しそうに料理を作るあずみの背中を見つめるだけで、鼓動が加速して行くのを感じている。 お節介と言いながらも、本当は自分の傍に居てくれる事が嬉しいのかもしれない。 そんな感情が穂高の中に渦巻いていく。 いつも一緒にい過ぎて気付こうとしなかった。