天使の羽根


 その手が震えを増していく。

「初めて過去に行った時に撮ったそうだ」

「マジかよ……マジで過去に……」

「そして、ここに写ってる人が、お前のお爺ちゃんとお婆ちゃんの若い頃だ」

 突拍子もない言葉を吐き出す高生に、高志は目を丸くする。

「は? 親父、何言って……だってさっきは、穂高とあずみが過去に行った写真だって……は? なに……訳わかんね」

「お前の名前は、爺ちゃんと婆ちゃんが付けたんだよ」

「え?」