はは、っと苦笑いを浮かべつつも、高生は「……ああ、考えとくよ」と言った。 穂高はその言葉をありがたく受け止め「一人になってしまう母を、お願いします」と、今までになく丁寧に頭を下げた。 もう、それ以外に何も思い残す事はないと言わんばかりの笑顔を向けて――。 やがて、風呂から上がった穂高は、高生と食事を済ませた。 「結局、高志と一緒に食えなかったな」