穂高は、そんな高生に気付かない振りをして、ただ丁寧に洗ってくれる高生の手に、自身の背中を預ける。 「おじさん、母さんを頼みます」 ふと、思い出したように穂高が言った。 「え?」 「あの人、ああ見えて結構繊細っぽいから……俺がいなくなったら貰ってやってよ……俺、何もしてやれなかったし、何もできないからさ。俺が思うに、二人の相性は悪くねぇと思うし」